病気、怪我



  前回は、癌で入院し、退院するまでのことを書いたが、今回は、その後についてお話ししたい。
 癌の手術後2週間で退院したが、手術で取った細胞の検査から、リンパに一つの転移があったため、ステージは3ということになった。結構進んでいたが、リンパへの転移が一つだけだったのがせめてもの幸いだった。二つ、三つも転移していれば、予後がもっと悪かった。
 その後、半年間の抗がん剤治療が始まった。最初、約30分かけて生理食塩水、吐き気どめを点滴し、その後約2時間かけて抗がん剤を点滴する。それから2週間毎日朝晩7錠の抗がん剤を飲むそして1週間の休薬期間を過ごし、また病院に点滴に行くということを8回繰り返し半年が終了した。
 その間の辛いことは、やはり抗がん剤の副作用。吐き気、下痢、手足の痺れ等があるが、抗がん剤を使わなくなると副作用はなくなるものの、末梢神経障害の手足の痺れは蓄積性があり何年もなくならない。現在手術後2年近く経つが、脚の痺れはまだなくならない。
 取り敢えず現在まで癌の再発はなく落ち着いているが、実は抗がん剤治療が終わる1か月前くらいに、雪道で転倒し、左足指の根元を2か所骨折した。その他左足親指の巻き爪がひどくなり手術、前立腺肥大、尿閉塞と数々の病気や怪我に見舞われた。最悪の2年間だったような気がする。普段からの心がけがどれほど大切か思い知らされた。
 日常生活における自己管理をできる限り尽くそうと思う。
 





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